夢実現の応援します−萩原尚子さん−

「若い頃の夢を実現させるお手伝いができたら」と話す萩原尚子さんは総合プロデューサーとして、コンサート企画、ギャラリープロデュース、体験イベント、地域活性プランなど様々なことを手がける。

20代の頃シンガーソングライターを目指していたが、レコード会社などが求める女の子イメージに反発。ライブハウス回りや営業活動などに疲れ果てた頃巡り合った人と結婚した。家事、子育てに追われるうちに、自分の思い描く夢は遠くなっていった。子どもの幼稚園の卒園式でイベント係になり、役員の要望に沿って企画・実行したところ評判になった。自分では特別なことをしたつもりはなかったが、皆に喜ばれたことで充実感を感じた。それまでやってきたことが、プロデューサーの仕事だったとわかり、少しずつ仕事を広げるうちに「自分は若い頃からこんな仕事がしたかった」と気づいた。

音楽イベント、空き店舗利用企画と仕事の幅を広げ、名刺に「総合プロデューサー」の肩書きを入れたのは数年前。入れたことで覚悟が決まった。

「若い頃の夢を諦めている人に夢をかなえる場を提供したい」とJR五日市駅徒歩12分の場所に、食、アート、音楽のトータル工房になる「ギャラリーSannaiハウス」を11月末にオープンさせる予定 (詳細はホームページ)。

「パン作りから陶芸、音楽、絵、何でもできる場所です。ここでの出会いが新たなネットワークになり、いい形で繋がっていければ」と萩原さん。団塊世代にだけ特化しているわけではないが、萩原さんが企画することに賛同する人は団塊世代に多いという。

「年齢、性別、やりたいことにこだわりません。夢をかなえたい人はどなたでもOKです。ここに遊びにきませんか」と呼びかける。

「やりたいことを諦めず、実現させていく50代、60代の姿を見せることで、次世代にも希望を与えていけるのではないか。次世代につながる何かができたら」と笑顔で話し、「諦めないで。夢はかなうのだから」と語った。(取材・西多摩新聞社)

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定年退職をし、住み慣れた街でセカンドライフを送る団塊世代が元気です。このページでは、東京TAMAタウン誌会の企画により、多摩地域で生き生きと暮らす団塊世代を中心に紹介します。