No.1 駄菓子屋のような「小さいみかんの木」
武蔵野病院のならびに、小さいみかんの木がある。
誰ですか、そんな木あったっけって探している人は？ 「小さいみかんの木」という名前のお店なんです。このお店の説明は少々長くなる。昼間は、ランチメニューのほか、いろいろな軽食を食べさせてくれる。
ところが、このお店のおもしろいところは昔懐かしい駄菓子屋の役割も引き受けているところ。夕方には、学校帰り〜と書くと問題になるかもしれないので〜学校から帰った後の中高生がソフトクリームやたこやきをほおばっていたり、お父さんに手を引かれた小さい子供たちが駄菓子を選んでいたりする。日が暮れた頃には、勤め帰りの女性が持ち帰り用の焼きうどんを持っていたりと皆のお店だ。
はい、普通このあたりでそろそろ店じまい、となるのだが、「小さいみかんの木」は、家族連れで入れる雰囲気はそのままに、飲み屋さんにもなる。
名前の通り、「小さいみかんの木」は小さい。私はこのお店で友人たちと十人弱の夕食会をしたことがあるが、自動的にほぼ貸切り。マスターの話では、コースで予約してくれたら、これはというアルコールや手作りケーキなどは持ち込み可とのこと。まさに、かゆいところ、食べたいところに行き届く店だ。
このマスター、基本的に一人でお店をきりもりしている。野菜をふんだんに使ったメニューが多いことから、下ごしらえも大変だと思うが、こなしている。店はいつもきちんと整頓され、マスターのテキパキとした応対は、どの時間帯に行っても変わらない。
こんな店が朝食メニューもやってくれたらいいなあ。野菜不足が気になる人は、しっかり摂って出勤。ついでにマスターは登校途中の子供たちに「忘れ物ないかあー。いやなことあってもめげるなよー。」なんて声をかけて・・・。なんて言ったら、マスター倒れちゃいますね。(by Mayumi Endo)
