みたか観光ガイド協会

 みたか観光ガイド協会が活動開始して、今年6月で満5年を迎える。
思い起こせば6年前の平成10年(1998年)、市民グループ「みたか市民ネットワーク・代表 川井信良」の主催する市内観光ガイド養講座「太宰治の足跡発見コース」を受講したのがきっかけでした。

 3ヶ月、5回の講座を受講した面々は、太宰治の経歴、三鷹時代に発表した作品などを学び、市内にあるゆかりの地を訪ね、今まで知らなかった三鷹の魅力に取り付かれてしまった。

 講座を終了した有志が、「三鷹に住んだ太宰治と、三鷹を大勢の人に知って貰おう」、その方法はと、度々開く懇親会で話し合いました。
平成11年(1999年)6月には、太宰治と入水した山崎富栄さんを知る美容師を囲んでの勉強会を開いたのを機会に、「ガイド協会」を立ち上げようとの機運が高まった。
 市民グループの先輩からも「三鷹にはないガイド協会を設立してはどうか」との後押しもあり、6月25日「みたか観光ガイド協会」が発足した。市民グループの先輩からは「立ち上げたら継続すること」と、厳しい励ましの言葉をいただき、迷いながらの出発でした。
 活動の進め方については、会員の様々な意見からガイド日を設定した定例ガイド「太宰治の足跡案内」としてはどうか。「予約不要」「無料」「雨天決行」とすれば参加者が迷うことなく気軽に参加できるだろう。ということで、3月から11月の第四日曜日を「定例ガイド日」とした。

 また、2001年10月ジブリ美術館開館にあわせて「ジブリコース」のガイドを募集した。現在5名のガイドが活躍中です。

 「無理せず、楽しくガイド」を合言葉に、気がつけば5年という歳月が・・・うれしいことは、「長年住んでいるが、三鷹を再発見できた」「毎日通っている道に、太宰ゆかりの場所があったとは・・」など、喜びの声が聞けることです。

 今、三鷹観光協会を設立しようという機運が盛り上がり、三鷹商工会・(株)まちづくり三鷹・みたか観光ガイド協会が中心となって「三鷹観光事業実行委員会」が2月に立ち上がった。最初のイベントが、NHK大河ドラマ新選組」に因み「大沢の里・歴史と自然散策の旅」として、近藤勇ゆかりの場所と大沢・野川界隈を4月より11月まで毎日曜日開催することになった。(有料 三鷹商工会に申込) 
 このツアーガイドを、ガイド協会が担当することから急遽、3月にガイドを募集したところ15名の方が応募され、4月からのガイドに活動中です。
三鷹の観光」を見直す機会がやって来た。

 ボランティアで始めた「太宰治の足跡案内」の定例ガイドは、これからも大切に実行していきたい。6月19日は太宰治没後56年の桜桃忌である。(こ)

みたか観光ガイド協会
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Icho/3530/