連載第1回


 僕が4歳の時のことです。母方の祖父母が千葉に住んでいたので、総武線で一直線の一人旅をする事になりました。車両の一番先頭に乗りたかったのでホームの一番先っちょで千葉行きの列車を待つ4歳児。南口にまだあんなデカい歩道橋がないときで、ホームからこげ茶色の古本屋が見えていた、というのが僕の三鷹に関する一番古い記憶です。こげ茶色の古本屋はもうすごいこげ茶で「一回全焼したのか」というぐらいこげていました。でもいつのまにかなくなっていて、「本当に全焼したのか」とすら思いました。結局何が言いたいかというと、僕は4歳の頃相当しっかりしていたという自慢です。[お笑い芸人・フランミンゴ 吉田敬太筆]

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