消えたプール

タイトル:みたかのみかた
投稿者名:千葉県在住生

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1969年の秋、小学校3年生のときまで西野に住んでいました。さんきょうプールには何度か行ったことがありますが、東野住宅と二中の間あたりにあったと記憶しています。深いのとすべり台付の浅いのと二つの漕があったような気がしますが、今となっては定かではありません。さんきょうプールの近くには、駄菓子屋さんやおばあさんが庭先でたこ焼きを売っている家なんかがあり、子供たちのたまり場になっていました。また、父親と行った時、一度帰りに立ち食い風の店で、うどんを食べた記憶がありますが、その場所は、現在の手打ちうどん屋「鷹」のあたりだったのではないか、そんな気がします。
 この数年、何度かぶらりと三鷹を訪れ、かつての通学路などを散策してみましたが、第一印象は、かつてよく遊んだ雑木林や原っぱなど、その随分が姿を消したということですね。たまに見覚えのある店や住宅など発見すると、同時に当時のささいな出来事が突然頭の中に蘇ったりすることがあり、人間の埋もれた記憶の不思議さを感じます。
 しかし、さんきょうプールについては、いつしか完全に姿を消したようで、辺りは家が立ち並ぶばかり、どこにあったかを特定することはできませんでした。それと、やさしいおじさんとおばさんがいた文房具屋さん(亀之池商店という屋号だったんですね)が店じまいとなったことを知り、随分とさびしい気持ちになりました。