東京国際科学フェスティバル開催中

東京国際科学フェスティバル(Tokyo International Science Festival、略称:TISF)が、2009年9月12日(土)〜27日(日)の16日間、三鷹を中心に都内全域で開催中です。

たくさんの企画が現在進行中ですが、「みたか太陽系ウォーク」は商店街の方が市民の立場考えた科学を楽しむイベント。JR三鷹駅前を中心に幾つかの商店街を太陽系に見立て、スタンプラリーを行うものです。
21日(月)に三鷹市公会堂を中心に開かれる「宇宙の日」ふれあいフェスティバル、27日に三鷹市公会堂にて行われるクロージング・イベント「地域の絆を世界の絆へ」とともに、シルバーウィークを中心に、三鷹のまちで科学を満喫してください。

東京国際科学フェスティバルのCMです。

「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」の根岸吉太郎監督が最優秀監督賞!

7月に試写会でみた「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」がそろそろ公開されるなあと、ネットで情報を探していたところ、こんなニュースが飛びこんできました!昨年「おくりびと」がグランプリを受賞したモントリオール映画祭の最優秀監督賞です。おめでとうございます!この映画が広く世界に知られたことが何より喜ばしいことですね。

モントリオール映画祭:根岸吉太郎監督が最優秀監督賞に

生誕100年を記念して、数々の太宰さんの作品が映画化されていますが、「ヴィヨンの妻〜」はなかでもイチオシ!と思っています。豪華キャストはもちろん、太宰治さんをまさに彷彿させる浅野忠信さんの絶妙な演技、そして中央線や沿線のシーンが数多く登場するのです。太宰さんのことをいろいろと調べるときに、いつも当時の三鷹はどんな風だったのか?とあれこれ想像していたのですが、それがあたかもその場にいるかのように感じられ、それが何よりこの映画の魅力でした。中央線ファンの方は必見です。

「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」公式ホームぺージ

122年前の皆既日食

いよいよ7月22日の日食の日が近づいてきました。当日のお天気が心配ですが、なんとか晴れることを祈りましょう!東京の場合は「皆既」ではなく、「部分」日食とのことですが、食分0.749ということは、約75%が黒くなるということなのでしょう。(東京での食の始め09:55:33、食の最大11:12:58、食の終わり12:30:20、by国立天文台

ところで、皆既日食が日本のどこかで観測できるチャンスは滅多にあることではありません。最も最近で1963年と46年前、そして次回も2035年9月2日の北陸・北関東などで見られる皆既日食ということで、あと26年待たねばなりません。せっかくの機会ですのでぜひ日食をたのしみましょう。

そんな中、「122年前の皆既日食の際、明治政府の呼びかけで市民が描いた太陽コロナのスケッチ約100枚が国立天文台(東京都三鷹市)で見つかった」というニュースがありました!

明治人が見た・・・市民のスケッチ100枚発見

原画の1枚は9月6日まで府中市郷土の森博物館で公開され、複製は今月末まで、国立天文台で見ることができるそうです。国際天文年の今年、次々と天文に親しむ機会が生まれていますね。明治の人たちのスケッチ、ぜひ実際に見てみたいものです。

[みたかあれこれ]七夕の日に、天文台に「三鷹市星と森と絵本の家」オープン

「絵本との出会いやさまざまな体験を通じて、子どもたちの知的好奇心や感受性をはぐくみ、人々が宇宙や自然、芸術文化に親しむ場となり、子どもたちが豊かに成長する地域文化の創造に寄与すること」を目的とした、星と森と絵本の家が本日、7月7日にオープンです!

さまざまな魅力にあふれたこの絵本の家ですが、オープンに際して、まずは建物の魅力をおしらせしましょう。
この建物は、1915(大正4)年に東京天文台(当時)の官舎として設計・建設された「旧1号官舎」を保存活用しています。三鷹市が、国立天文台から建物を譲り受け、敷地の無償提供を受けて整備したとのこと。「星と森と絵本の家」として生まれ変わり、文化財としての「保存」と、展示施設としての「活用」を両立しています。まだ実際に足を運んでいませんが、なんともほっとする空間にみえます。最近母校の歴史的建造物の取り壊しがニュースで話題になっていました。古い建物をただやみくもに保存すべきとは思いませんが、建物の社会的価値や建物をめぐる記憶や思い出を、皆で共有しながらこんな形で有効に使っていけたらと、改めて感じました。

広報みたかでも随時情報が掲載されています。こちらもご覧ください。
広報みたか2008.06.15発行NO.1381
広報みたか2009.07.05発行NO.1406

■利用案内開館時間 午前10時〜午後5時(入館は4時30分まで)休館日 火曜日、年末年始
※絵本の貸し出しは行っていません。7月下旬から、市立図書館(下連雀図書館を除く)に展示に関連した絵本を置く「星と森と絵本の家の本棚」を設けますので、ご利用ください。
※旧1号官舎棟では飲食はできません。昼食などを持参する方はホールをお使いください。
■アクセス大沢2-21-3(国立天文台三鷹キャンパス内)TEL39-3401・FAX39-3402 
バスをご利用の場合 「天文台前」または「天文台裏」下車(JR武蔵境駅から…小田急バス 境91 「狛江駅北口」行きで約15分、JR三鷹駅から…小田急バス鷹51 「調布駅北口」行きで約20分、京王線調布駅から…小田急バス 境91 「武蔵境駅南口」行き、小田急バス 鷹51 「三鷹駅」行き、京王バス 武91 「武蔵小金井駅」行きで、いずれも約15分)
※自転車でお越しの方は、星と森と絵本の家の駐輪場をご利用ください。駐車場はありませんので、自動車での来館はご遠慮ください。お体の不自由な方の自動車での来館希望などについては、事前にお知らせください。(以上、広報みたか2009年7月5日6・7面内容を転載)

ブラインドサッカー日本選手権、アミノバイタルフィールドで開催中!

ブラインドサッカー」ってご存じですか?この日本選手権の情報を偶然に知り、「みたかのみかた」33号のFC東京のページに掲載しています。まわりに何人か実際に試合を見たことがあるという知人がいて、話を聞くといっそう興味を持ちました。そうした中で、別のルートからブラインドサッカーをみにいきませんか?というお誘いが・・・。なんという縁でしょう!!ということで、本日アミノバイタルフィールド行ってきました。

これは、ぜひ実際のゲームを見なくてはいけません。視覚障がい者が中心となるスポーツながら、「百聞は一見にしかず」とあえて書きましょう。とにかく、目隠しをしてサッカーをしているなんて、よほど気をつけてみないとわからないくらい、選手の皆さんは軽々とフィールドを動き回り、ボールがあざやかにパスされていくのです!!

さて、本日事情により撮影ができませんでした。が、一緒に見に行ったYonatan Andyさんから、すばらしいショットをさっそく提供していただきました。本当にありがとうございます! Andyさんは、インドネシアから日本に留学中です。専門はComputer Scienceとのこと。インドネシアはサッカーはメジャースポーツなのかしら?今度また教えてもらいましょう。

アミノバイタルフィールドでは、ブラインドサッカー日本選手権だけではなく、さまざまなイベントが同時開催されています。明日はフットサル大会もあるそうです。また、14:00からいよいよ決勝戦ですが、あの釜本邦茂氏(ブラインドサッカーアジア選手権名誉委員長)が観戦にいらっしゃるとのことです。お父さん世代には神様のような存在ではないでしょうか。


(photo by Yonatan Andy)

さて、さらに今日はとてもたのしい体験をしてきました。
今年の夏開催される「越後妻有アートトリエンナーレ大地の芸術祭2009」のアートのプロジェクトの1つである、「やまもじプロジェクト」。そのプロジェクトに参加してしまったのです!「願い事の書かれた白い布を1万人から集めて繋げ、1辺150mにも及ぶ巨大文字を作るという壮大な計画」なのだそうです。一人一人の書いた白い布でアートが形成されるということです。なんだかとっても得したなってかんじ。そしてぜひ自分の書いたメッセージを見に行かなくてはなりません。

このスペースも、アミノバイタルフィールドにありました。明日もきっとできると思うんですけど、もしチャンスを逃した方も、ご自身で白い布に「作品」をつくって事務局に郵送するという方法があるそうですよ。詳しくは、やまもじプロジェクト事務局にお問い合わせくださいね。
やまもじプロジェクト事務局 http://www.yamamoji.org
e-mail:info@yamamoji.org

[太宰治]桜桃忌

今日は、太宰治の墓のある禅林寺で桜桃忌が開催されます。昨年は500人くらいの太宰ファンが三鷹にいらしたと聞いていますが、生誕100年にあたる今年はどれほどの方がいらっしゃるのでしょう。
みたかのみかた33号ができあがりました。太宰治文学サロンで入手可能です。どうぞご覧ください!

ひとり文学する〔元祖〕太宰マップ

生誕100年という記念の年もあり、みたかでは桜桃忌に向けてますます盛り上がっております。そんな中、まさに〔元祖〕といえる太宰マップをご紹介します。その名も「ひとり文学する〔元祖〕太宰マップ」。マップの「著者」はみたか太宰の会の小船井美那子さんと島田怜子さんです。お二人が「みたか太宰の会」をつくったのは1992年のこと。当時は三鷹ではどちらかというと太宰はあまり歓迎される人物ではなかったようです。そんな中で聞き取り調査をはじめ、そこで得た情報は今では大変貴重な資料として、この太宰マップにも盛り込まれています。お二人が撮影した秘蔵の写真も掲載されています。ちなみに元祖太宰マップの「元祖の元祖」は「みたか太宰の会」が1994年6月から無料で配布した白黒の手書き地図。三鷹市内のさまざまな場所で繰り返し印刷(コピー)され、太宰ファンに喜ばれていたものです。

このマップは、太宰治文学サロン、みたか都市観光協会啓文堂書店三鷹店、啓文堂書店吉祥寺店、上々堂、りとる、フォスフォレッセンス(以上三鷹市)いずみ書店(練馬区)などで購入可能です。また遠方の方は、発行元である、株式会社文伸(Tel0422-60-2211 Fax0422-60-2200)までお申し込みください。送料無料、振込み手数料負担で直接送ってもらえるとのことです。

地図をひらいてじっくりと眺めると、なるほど「ひとり文学」することができます。太宰のファンもそうでない方も一家に一冊、まずはひとり文学することから始めてはいかがでしょうか。